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2012年02月06日

もしも…。

If or…Ⅳに行って来ました。今年は初めてのストーリー仕立て。

 
とある島に生まれた俺(コージ)母親は女手一つで俺と妹を育ててくれていた。しかし、ある日母親と妹が家に帰って来なくなった。島中を探して回った俺。そしてたどり着いたのは島にある教会だった。捨てられた俺を拾ってくれたのは教会だった。神父さんは俺の父親であり母親でもあった。
成長した俺は孤児という事で苛められるようになり、悪い事もするようになった。
大好きな母親…どうして俺は捨てられたんだろう?金か?金なのか?金があったら戻って来てくれるのか?

そして俺は島を捨てた。

………っていうVTRから始まる今回のいふおあ。相変わらずのクオリティの高い作品になっています。大体のあらすじ。

金を稼ぐ為に東京に出てホストになった俺(コージ)お客さんに頼まれてそこのお店のNo.1のジーコとルビーの指輪をデュエットしているとアイドル事務所の社長北川トメさんの目にとまり、アイドルユニット「ジーコとコージ」を組んで大ブレイクした。しかし島時間で遅刻の多いコージは見捨てられてユニットは解散。一気に落ちぶれてしまうコージ。相方のジーコはブラジルに渡りサッカー選手を夢見る。
そんなコージはアイドルとしてもう一度頑張ってみようかと軽い気持ちでアイドル塾に行く。

村上先生による「ジャニユニをサッカーに例えると」講座。

アイドル塾では高い金を払ったのに何も役に立たないやんけ、何やあれとふてくされるコージ。ホスト時代のお客さんであるデラックスな人(タケコだったかウメコだったか忘れた)に「そんなあんたでも応援してくれる人がいるのよ」と言われ、ネットでファンサイトを探して見てみる。批難が多い中、コージを応援してくれている書き込みを見つける。しかしその書き込みをしてる人は結婚をして海外に行き旦那さんの事業の手伝いをするのでサイトの更新を続けるのは難しくなりそうだと知る。これで俺のファンは1人もいなくなってしまったんやなと落ち込むコージ。

そこへ北川トメ社長から電話が。「知り合いの結婚式で歌を歌ってほしい」と仕事依頼が入るも「こんな孤児の俺の歌なんて誰が聞きたいねん、みんなに捨てられた俺の歌なんて誰が聞いて幸せになるねん」と頑ななコージ。

サッカー選手として成功したジーコから電話が掛かってくる。「お前は夢叶えて凄いなぁ。俺か?俺なんてダメや」と言うも「チャンスはゴール前で待っててば必ずやってくる、落ちたボールを拾って拾って拾いまくればいつかゴールは決まるもんだ」とジーコ。「え?まさかお前もあのアイドル塾に行ったのか?え?そのセリフってマラドーナ(?)が本当に言った言葉なんか?」と奮い立たされるコージ。

そして、もう一度アイドルとして頑張ってみることを心に誓う。やれるだけやってみよう。アイドル塾で貰ったCDを何度も聴き、体力作りをして結婚式の日に挑む。

当日、控え室で待っているコージ。式が順調に進み、新婦ひなこから母親への手紙。
「今まで女手一つで育ててくれてありがとう。私は島育ちなので島時間、島時間と遅刻が多く沢山のバイトがクビになってきました。でもこの人と出会う事が出来ました。彼は私が遅れても怒ったりはしませんでした。私は結婚して海外に行ってしまうのでお母さんを一人にしてしまうのが心配です。昔お兄ちゃんの事も連れて行きたかったけど、無理だったと泣いていたお母さんに一番大好きな人を会わせたいと思います。その人はアイドルグループのジーコとコージのコージです」

結婚式は昔生き別れた妹の式だった。北川トメ社長が気を使ってセッティングしてくれたらしい。
俺は捨てられたりはしてなかった。沢山の人に拾われて生きて来ていたんだった。神父さん、社長、デラックスな人、ジーコ。母親も自分の事を捨てたわけではなかった、妹も俺の事をずっと応援してくれていた。やっと気づいた。

そして、俺は自分が捨てた島に戻って来た。

Fin

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