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2018年07月25日

珍しく心が折れた時の話。

雪組の大劇場公演も終わり、いよいよ東京公演が始まりますね。7月5日から降り続いた記録的豪雨で7月7日~8日の遠征が出来なくなってしまい、大劇場公演のマイ楽は7月1日になってしまいました。まさか、道路が陥没したり、流木で高速が通行止めになったりするとは思わなかったのでびっくりです。

7月5日も随分と雨は降っていて、6日も朝から降り続いていました。7日に掛けてひどくなるとの予報だったので、7日の朝に車を出したら雨だとスピード出せないし公演に間に合わないかも?と思い、6日の夜に前乗りで出発する事にしました。簡単に荷造りも済ませ、夕方から予約していたネイルに行きました。もう雨は大分降っていましたし、15時でJRも止まっていましたのでネイリストさんに「今日大丈夫ですか?」と聞いたら何でもない事かのように「大丈夫ですよー」と席に案内されました。
ネイルが終わって外に出ると土砂降りになっていました。この時点で新幹線も止まっていたかと思います。酷い雨だしさっさと帰って出発しようと足早に家に帰りましたが、捌けきれない水が道路に溢れていて、車が通る度に波うっています。水たまりを避けながら歩いていましたが信号が変わり車を避けようとした時に深い水たまりに足が嵌り長靴の中にまで水が入り、おまけに傘をさしているのに何故か水がしたたり落ちてくるし、横殴りの雨でスカートは絞れるほどにびちゃびちゃだし、心がすっかり折れて帰宅しました。流石に道路が海になってる状態の時に車を出すべきではないし、高速も通行止めになってる箇所があってその影響で一般道大渋滞だと聞いたし、そもそも車に乗るまでに全身ずぶ濡れになる事は確実でしたので前乗りを諦めて、7日早めに家を出る事にしました。

7日、一晩中エリアメールが鳴り続き寝不足のまま起きると、大変な事になっていました。
新幹線、JR共に運転見合わせ、飛行機も運航中止、高速道路には流木が流れ込んで通行止め、迂回する為の国道は雨で陥没、海沿いを迂回しようにも線路と道路ともに土砂崩れでつぶれている、山沿いの迂回も土砂崩れでつぶれている…つまり市内から出れない…。市内から出れないとなるとどうにも出来ない、これはムラに行けない…と。四国経由?中国道?と、色々考えたがどれを取っても関西までは行けそうもなくて、泣く泣く諦めました。
ネットで土砂崩れや道路陥没の写真を見て、いつも通っている場所が酷い事になっていて驚きました。昨日夜に一般道で出発してたらどこかで立ち往生してどうにもならなかっただろうなと思うと、家を出なくてよかったなと。午後には雨も止み家の前の水も捌け、夜には新幹線が各駅停車ではありますが動き出しました。

8日、始発の新幹線で移動しようかと起きて支度をする。雨がまた夜から降りだしていた。家を出ようとすると雨足が酷くなりました。夜中に地震もありました。きっと無理をすれば行けるだろうけど、雨がもっと酷くなったらどうする?地震でもっと土砂崩れが酷くなったらどうする?ぐるぐる考えて、無理をするべきではないよなと玄関で荷物を下ろしました。涙がポロポロと出て来ました。今まで、雪の時だって台風の時だって遠征してきたのに、自然の前に人間は無力だ、と。こんな事初めてで泣くしか出来ませんでした。

8月には東京遠征が控えています。この危険な暑さも心配ですし、台風も心配です。無事に行って帰ってこれますように。