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2007年09月07日

旅は道連れ、世は情け

一泊二日の予定だったんですけどね~おまけが付いてしまって一日伸びました。あははー。
そもそも東京に着いて直ぐにやらかしたんですよね。荷物を置きに新橋にあるホテルに向かったんですが、乗った京浜東北線が快速でいきなり浜松町まで行くという失敗をし、今回の旅を予感させる始まりでした…。ホテルからはタクシーで乗り付けたんで(笑)特に失敗はなかったんですがね。えへへ。
6日は荷物を東京駅のロッカーに置きに行ったはいいけれど、運転手さんに「駅はどっち側?」と訊かれ「……レンガの方」とすっとこどっこいな返事をしてしまい、深く反省。駅に着いたら着いたで、どこのロッカーに入れていいのかが分からずにぐるぐると駅内を歩き、帝劇から歩いてくるんだから~とはとバス乗り場の前で悩んでいたら雨がポツポツ降り出したので、これは地下だ!と思うも地下の降り口がわからない。人に訊こうにもみんな足早で声を掛けれるような人はいなくて、東京は不親切だ!と苛々しながらまたぐるぐる散策。駅を行ったり来たりしながら何とか地下に降りる階段を発見したんですが、そこからまた帝劇から歩いて来た時に分かりやすいロッカーを探してぐるぐる…。なんかこれだったらフォーラムの所で下ろしてもらって歩いた方が早かったじゃん、と気づいた時にはもう遅い。ぐったりくたびれて帝劇の座席に腰を下ろしたのでした。
終演時間は15時45分、地下を歩いて東京方面へ。途中でしっかり荷物も拾って、余裕の到着。おみやげとキティねつけ、サンドイッチや飲み物を購入していたら丁度いい時間になりました。

以下、新幹線の中の人間ウオッチング(笑)。

16時50分発博多行き。新幹線に乗ると前の列車が3分遅れとの放送が入る。静岡~掛川の風速が規定値ギリギリなので発車できるかわからないといった車掌さんのアナウンスの途中「あ、信号が青になりました、出発します」とバタバタと出発する新幹線。大丈夫かな?と不安に。

そして出発してわずか20分、17時09分に新横浜で運転中止。静岡~掛川の風速計が30キロを越えたからだそうだ。その時点では新横浜は雨も酷くなかった。運転中止のアナウンスを聞くと素早くサラリーマンのおじさんたちはビールとつまみ、お弁当の調達に出て行った。同じ車両に乗っていたお年よりの団体様は添乗員さんがテキパキと対応し、おじいさんたちは楽しそうに新幹線が止まった様子をカメラやビデオに収めている。新横浜には下りの新幹線が3台停車。ホームにも沢山の人がいる。後続の新幹線の乗車客だと思う。車掌さんを捕まえて払い戻しの件を尋ねている人もいた。車掌さんは払い戻しの関しては解らないから駅員に聞いて欲しいとの事。運転再開の見通しは立たないらしい。

18時頃、ホテルが用意出来たと団体客が降りて行く。添乗員のいるツアーはいいよなぁと思いながらその様子を眺める。車両の約1/3が空き、その空いた座席に移動してゆったりと座る客、3人掛けに席に横になって寝てる人も多い。後方に座っていた3人組みの家族は父→ホテル確保、母→払い戻し手続き、祖母→座って待機と分担して行動を始めた。どこから訊いてきたのかサラリーマンが「名古屋の客は全員(新幹線を)下ろされたらしいよ」と酒の肴に話している。

19時頃、斜め後ろの席のサラリーマンうえださんは同僚に電話。「もしもし、うえだだけど。今台風で新横浜に足止めされてるから、ホテルを取って欲しい。出来れば新横浜か町田、川崎。無かったらどこでもいい、金に糸目はつけないから」と。2時間を目処に新幹線を降りていく人も多い。先ほどの3人家族が「ホテル用意出来たから行こう」と戻ってきた。荷物を持って下車して行く。
実家に帰る事も検討するが、払い戻しに1時間近くかかっているようだし、在来線も止まっている様子。この調子だとタクシーもいつ捕まるかわからないので、このまま待機する事に決めた。

19時半頃、、「ご旅行をお止めになるお客様にお知らせです、上りの最終新幹線ひかりは後10分ほどで到着します、東京方面お戻りになられるお客様はどうぞご利用下さい」とアナウンス。近くに座っていたお嬢さんも友達らしき人に「東京に戻る」と電話を掛けながら降りて行った。
うえださんの同僚から電話有り。関内のホテルが取れたらしい。ホテルの名前と電話番号をメモすると足早に降りて行った。後方座席に居たロック兄ちゃん3人組みもこの頃下車。「ホテルどうする?」と割とのんびりと話しながら降りていった。3人もいるんだから分担すればいいのにと余計な心配をする。運転の見通しは立たないと再度アナウンス。ビールとつまみの車内販売が始まった。

20時頃、ほとんど乗客の動きは無くなった。ビールや食べ物を買いにキオスクに行く人が歩いている以外はホームに人はいない。「上りのひかりが来ない」と戻ってきたサラリーマンがいた。先ほどの東京方面に戻るとアナウンスのあった新幹線だ。まだ来ないらしい。
弟に携帯電話を買ってもらった祖母が、あまりにも嬉しいらしく用事もないのに何度も電話を掛けてくるのでちょっと苛々する…。

21時頃、博多行きを新大阪行きに変更しますとのアナウンス。運転再開の見通しは未だ立たず。再び「上りのひかりは5分ほどで到着します」とのアナウンス。さすがにもう移動する人はいない。が、今度はちゃんと新幹線がやって来た。何で上りだけ動くんだ?
そして祖母の電話攻撃は続く。ちょっと空気読めって…と思ってたら「ばあちゃん、用事もないのに電話して~って怒ってるじゃろ?」と言い当てられる。解ってるなら電話してこないで欲しい…。

22時頃、車内に流れる電光掲示板の案内が静岡~掛川の暴風域が熱海~掛川に変更になった。

22時20分頃、3番線に止まってた先発の新幹線が発車。

22時30分頃、「信号が青になったら発車します」とアナウンス。

22時40分頃、発車。

23時頃、熱海を過ぎた辺りで再び停車。風速が規定値を越えた為。

23時15分頃、発車。

00時25分頃、名古屋到着。

1時20分頃、新大阪到着。特急券払い戻しの証明の列に並ぶ。列がきちんと出来ていなくてぐだぐだ。目の前にいたお嬢さんに声を掛けて、空いた駅員の所に素早く並び印をしてもらう。そのままそのお嬢さん(7歳も年下だった…)と一緒にホームに上がり車内泊用の新幹線に移動。女性専用車両が設けられているのは1~8両目。2両目に席を確保できた(既に2時頃)。後続の新幹線も続々とホームに入ってくる。途中で足止めされていた新幹線は全部で12台らしい。
始発の関係か車内清掃の関係か車内にいる事が出来るのは朝の5時まで。お嬢さんにおむすび貰って一緒に食べたり、駅を散策したりして結局寝る体制に入ったの3時頃。

4時50分、車内アナウンスで起こされる。急いで荷物を纏めて新幹線から降りる。ホームから下りると既に払い戻しの長蛇の列。払い戻しの列しか見当たらないので、暫くウロウロ。駅員を見つけて始発の指定席を取るにはどうしたらいいのかを尋ねる。改札を出て緑の窓口へ行くように言われる。
窓口もすごい人。35人くらい待つ表示を見てぐったり。とりあえず整理券を取って、他に空いている窓口はないかと探す。

5時半、少し遅めに開いた窓口(他の窓口は5時に開いていた)が10人くらいしか並んでいなかったので、こちらに並ぶ。指定席を取って無事に6時05分発のレールスターに乗車。お嬢さんと会話をしながら楽しく帰る。眠いのか眠くないのかもよく解らない。とりあえず化粧を落してシャワーを浴びたい。

8時過ぎ、無事に帰宅。ぐったり。約15時間の行程でした。お疲れ様でした。

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