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2007年05月18日

株券と車券とうちわのロマンティックな話。

あのね、それって多分だけどね、オンナノコ特有の考えなのかもね。なんかそんな風に思った。損得じゃなくて好きだから買うってなんかロマンティックじゃん?
で、そんなロマンティックな話。

読みながら、それは私がジュニアの子のうちわを持つのと同じ感覚なのかなって思った。
私は人気があるとか、将来デビューするであろう路線にいるとか、そういう事は関係なくて「好きだから」「あなたのファンがここにいるよ」「頑張って」って思いでうちわを持ち続ける。
お手振り?うん、そりゃあしてくれたら嬉しいけどさ。
それよりも先輩のコンサートの時に自分はバックなんだしうちわなんかないだろうな、って思っている時に自分の名前のうちわを見て「あ、僕のファンがいるんだ。じゃあいつも以上に頑張らなきゃ」って思ってくれたら嬉しいなとか。
節目の学年や年齢に差し掛かり、もうこのツアーが終ったら辞めちゃおうかなって思ってたりしたとして、そんな時にうちわを見て「ファンの子がいるならもう少し頑張って続けてみようかな」って気になるかもしれないなとか。
事務所の人がうちわを見て「あいつ最近ファン増えたな。チャンスをやるか」って思ってくれるかもしれないなとか。
ファンのエゴかもしれないけどそう思う。
だから私はうちわを持ち続ける。
そんな思いで持ち続ける。
ステージからは見えないかもしれないような天井席の時でもね。

そう思うようになったのは、SMAPの草なぎくんが昔ラジオで言ってたという話を聞いたからだと思う。
「俺のデビュー当時からのファンの子がいてね、毎年コンサートに来てくれるの。でも今年はその子のうちわをまだ見てなくて…そうしたらこの前来てくれてて凄く嬉しかった」
と言ってたそうだ。国立競技場を埋めるようなスーパーアイドルの人が、たった一人のファンの子のうちわをそんなに楽しみに待ってるんだ。
応援するってそういう事だと思った。
うちわを持って応援する、それってとってもちっぽけな事。でも続ける事には意味がある。それを日本を代表するスーパーアイドルの人が言ってたんだよ。「今年も来てくれて嬉しい」って。私一人がうちわを持つ事なんて何の意味もないかもしれない。でももしかしたら…うん、本当にもしかしたらだけどね、5年後・10年後に何らかの意味を持つかもしれないでしょ。

ドームや国立クラスでコンサートをしていたら、運が余程よくない限りは大抵の場合マメップやチリップを見る事になる。その彼女だってそれまでもそのコンサートツアーに行ってたけれど草なぎくんからは確認出来ないような天井席ばっかりだったのかもしれない。それとも一回しか行かないコンサートが運良くアリーナやスタンド前列のチケットが取れたのかもしれない。それはわからないけれど、でもその彼女のうちわを見た時に草なぎくんが「今年も来てくれてありがとう」と思った事は間違いないのだ。SMAPのコンサートに行った事にある人なら、草なぎくんがどんなに優しい顔で客席のファン一人ひとりを見てるかが分かるはず。

そう、だから。
だから私はうちわを持つのだ。
応援したいから車券を買う。
好きだから株券を手放さない。
つまりは心の奥深い所の話。

損をするとか暴落するとかそういうのが嫌な人は品行方正アイドルのファンになりなさい。

comments

こんにちは!そして初めまして。
私はKAT-TUNの仁くんファンです。いつもこっそり楽しませてもらってます。(読み逃げですいません)^^;
今回のこの記事に・・・
何故だか涙が出そうでした。とても素敵な考えですよね。
それと草なぎくんのエピソードも感動しちゃいました。
私たちファンは、やっぱり一人ひとり、様々な想いを抱きながら十人十色で応援してる訳だから、まるっきり同じ考えなんてのは所詮ないのかもしれないけれど・・・
それでも、こうやって誰かが誰かを想うことで感じる暖かな想いに触れたり、共感できる部分があったりする出会いがあるだけで本当に単純に嬉しくなります。
私はあまり自分の気持ちを表現するのが上手くないので自分の思ってることの半分も上手に伝えられてないかもしれないけれど・・・
素敵な想いを綴ってくれてありがとう。
そんな気持ちで一言残したかったんです。
そして突然のコメントですいませんでした。これからも、ブログ更新楽しみにしてますね。

  • akemi
  • 2007年05月19日 13:22
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