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2006年12月13日

それぞれの思い

あまりの寒さに半冬眠してました。ご無沙汰です。
ガラスの里のキャンドルイベントを見に行ったり、戸井の落ち葉を拾う為屋根に上がったり、眼鏡が壊れたり、部屋の掃除をしたりと、まあ色々とありましたが、未だ年末を迎えられそうもありません。ちっとも片付かないんだもん。

えっと、そんな中「硫黄島からの手紙」は土曜日に見てきました。最初から最後まで泣き通しでした。なんていうかね、悲しいね。誰が悪いってワケではなくて、それぞれが「それぞれの思う正義」の為に命を懸けてるんだよなって思うとね、もう自然に涙が出ててね。馬が殺されたとこも号泣。馬は悪い事してないのにね。ってかそもそも悪い事をした人ってあの島にいたの?西郷さんの事苛める上官の事を最初は嫌~いって思って見てたけど、あの人はあの人なりに国の為に戦ってたんだよね。そう思ったら自害する所はやはり泣けて仕方ないしね。中村シドウくんが敵を道連れにして自爆するつもりで爆弾持って出て行く、でも自爆できなかったってのはそれはそれで悲しいんだよね。彼にとっての国に対する忠義ってのは自爆する事で全うされるはずだったのにね。
そんな中、一人生きる事を思い続ける西郷さんって人はあの時代では非国民なんでしょうが、最後には「あら?これって二宮が主役の映画?」って錯覚するほどの素晴らしさでした。
「私はただのパン屋です」この一言に彼の思いの全てが詰まっているのではないでしょうか。これって他の上官が聞いたら体罰される言葉だよね。「非国民」って。
糸井さんの日刊新聞のコラムも読みましたが、やはりこの言葉が印象的ですよね。
そして、やはりもう一度二宮のインタビューを読み直してから行かなくては…と思いました。見た後にインタビューを読んで、そしてもう一度見ると違った観点で見れるというか、二宮特有の謎めいた言い回しの謎が解けるというかね。
その前に父親たちの星条旗を見に行かなくちゃ。

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